ゾーニングとは、庭の中で「何をどこに置くか」を大まかに決める作業です。植物を選ぶ前に、まずゾーニングを決めることが重要です。ゾーニングが決まっていないと、植物を買ってきてから「どこに植えればいいかわからない」という状態になります。
3つの基本ゾーン ¶
住宅庭園の基本ゾーンは3つです。くつろぎのスペース(テーブルや椅子を置く場所、または眺める場所)、通路(玄関から庭への動線、庭内の移動経路)、植栽エリア(樹木・低木・草花を植える場所)です。この3つを寸法図の上で大まかに配置することが、ゾーニングの第一歩です。
動線を先に決める ¶
ゾーニングで最初に決めるべきは通路です。玄関から庭への動線、庭から駐車場への動線、庭内での移動経路を先に確保します。通路の幅は最低60cm、できれば90cm以上あると使いやすいです。通路が決まると、残ったスペースにくつろぎゾーンと植栽ゾーンを配置できます。
日当たりとゾーニングの関係 ¶
くつろぎのスペースは、午前中に日が当たる東〜南向きの場所が快適です。夏の西日が強い場所は、くつろぎゾーンには向きません。植栽ゾーンは、植える植物の日照条件に合わせて配置します。日陰になりやすい北側や建物の影になる場所は、日陰に強い植物のゾーンとして活用できます。
よくある配置ミスと対処法 ¶
最も多いミスは、通路を確保せずに植栽ゾーンを広げすぎることです。植物が育つと通路が塞がれ、管理のために庭に入れなくなります。もうひとつは、くつろぎゾーンを日当たりの悪い場所に配置してしまうことです。ゾーニングの段階で、夏至と冬至の影の位置を確認しておくと防げます。
小さな庭のゾーニング ¶
3坪以下の小さな庭では、3つのゾーンを明確に分けることが難しい場合があります。その場合は、「通路兼くつろぎスペース」として一体的に設計し、植栽ゾーンを周囲に配置する方法が有効です。鉢植えを使えば、ゾーンの境界を柔軟に変えることができます。
ゾーニングが決まったら、次は通路の素材と植栽の詳細を決めます。素材ガイドのページで、砂利・石・ウッドデッキ・コンクリートの特徴を比較してください。